今日はカサンドラは家庭以外でも作られるという話を書いてみます。
私の経験談です。
ちょっとこれ見てもらえますか?
私がずっと捨てられないでいる手紙…というかメモなんですが。
見てと言いつつ、読めないでしょ。
すみません、自分が書いたものじゃないので雰囲気だけ。
貰ったのは今から数年前。
夫の状態が一番酷い時期で、私は日々の生活にいっぱいいっぱいな頃でした。
ギャンブル 薬 アルコール 3重苦の日々
その頃夫は、やめられないギャンブルのせいで借金を繰り返し、自暴自棄になって薬を過剰摂取して、そんな自分をアルコールで誤魔化してました。
私が毎日必死で節約して貯めたお金は、一瞬で使われました。
悔しい
悲しい
切ない
でも、がんばらなくちゃ。
そんな思いで必死に生きてたあの頃に、ある日夫が突然「これを見て」と私にこのメモを渡してきたんです。
自分じゃ伝えられないから先生に書いてもらった
何?いきなり
メモを開きながら聞いてみると
自分じゃ上手く伝えられないから書いてもらった
は?誰の字?どしたの?
病院だったから
え?今日病院じゃないよね?
この前貰ったやつだから
は???
相変わらず時系列無視して片言だから私が質問して内容を整理しなきゃならない。
でも、繋ぎ合わせてわかったよ。
先週、病院に行った時、ギャンブル外来の先生に何か書いてもらったんだね?そしてそれは私宛なんだね?あなたが私に言いにくいことを先生が代筆してくれたってこと?
私はメモに目を落としました。
そこに書いてあったのは。
こうしてカサンドラは作られる
なんというか。
ショックでした。
ちょうど、また借金作られたもんだから「また借金作ったの!」「いい加減にして!!」と夫を責めていたからね。
その直後に受診したはずだから、私に責められたことを先生に話したのだろう。
先生はこのメモを通して私に
むしろ悪化の道を辿るだけ
こう戒めたかったのだと思います。
本当にショックでした。
心にずどーーんと重たい石を置かれた気分。
まだやれと?
そんな思いになりました。
まだ私が頑張るの?
手のかかる子どもが3人いるのに育児は100%私に丸投げ。
学校の役員も自治会の役員もやるのは私。
家族の舵取りはしてもらえない。子どもの将来、夫婦の将来を考えるのも私。
住宅ローンも保険も家の修繕もやるのは私。
夫の仕事も手伝ってる。上司と連携してフォローしてる。
そんな中、度々借金繰り返されて。
怒っても駄目なの?
私は思いをぶつけることすらできないのか。
私も人間なんだけど。
喜怒哀楽抱えて生きてるんだけど。
こうやってカサンドラが作られていくんだよ。
先生、酷い。
先生は夫を守るのが仕事かもしれないけど、じゃあ私のことは?私のことは誰が守るの?
1人で頑張れと?
泣きましたねー。
夜、子どもが寝静まってから、1人でワンワンと泣きました。
でも、今でもこのメモを捨てられずにいるのは。
この言葉が正しいと思っているからです。
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