長男に家族の発達障害を告知する④

長男

前回の記事の続きです


長男に、父親に障がいがあることと、長男と弟もその傾向があることを話してから数日が経ちました。

ここ数日、私、長男のことを注意してみてるんですよ。

だって、心配じゃない?

突然こんなこと聞かされて、自暴自棄にならないかとか。

逆に頑張りすぎちゃわないかとか。

自分が11歳だったらどうかな?って想像もしました。

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自分だったら家族の発達障害をどう受け止める?

私だったら・・・。

うーーん、そうだな。母親に質問攻めしてたかな。

お父さん、生まれた時から障がいがあったの?とか、

私のどんなところにその傾向があるの?とか。

いやいや、違うか。

障がいってなあに? からかな?

なんて、アレコレ考えていたわけですが。

まったく変化の無い長男

当の本人はですね。

なーーーんも変化がない。

全然質問とかしてこないし、ゲラゲラ笑ってバタバタ騒いで、いつもと変わらぬ長男なんです。

なので、それでいいんだろうけど。

でも、私は。

彼が、ストレートに不安を出せない子だということも知ってるし・・・。

この前、児童精神科の定期診察があったので、受診して先生と話をする前に、

私の方から聞いてみることにしました。

場所はファミレス。

ハンバーグランチをモグモグ食べてる長男に切り出しました。

母ちゃんに聞きたいことないですか

長男さ、かーちゃんに聞きたいことないの?


なにがもぐもぐ

ほら、この前大切な話したじゃない。

お父さんに障がいがあるって聞いて、心配になったりしてない?

障がい、障がい、障がい、病気~ウシシ

(ふざけて指さしてる。僕も父ちゃんも弟も障がいで、かーちゃんは病気の意味)

こらこら、かーちゃん真面目に話してる。

えー、だって、別に今の生活が変わるわけじゃないんでしょ?

心配なら前からしてたしね。

えっ なんで?

なんでこんなに忘れるのかなーとか、時間過ぎちゃうのかなーとかうーん

そっか。確かにね。前からわかってたことか。

前から心配してたと聞いてドキッとしました。

そっか、お父さん、毎朝忘れ物するし、長男との約束の時間、守れないこと多いものね。

子ども心に色々感じていたんだろうな。

これを聞いて、やっぱり長男に話をしてよかったと思いました。

お父さんは「やらない」んじゃなくて「やれない」

「守らない」んじゃなくて「守れない」んだと知ることが、

長男と父親の絆を守るキッカケになると思います。

障害の「害」が気になる母

そして、私。こんなことも言ったんです。

あのさ、かーちゃんは障害って字がいけないと思うんだよね。

「害」っていう漢字が嫌じゃない?

まーねー、確かにうーん

他の言い方の方がいいよね?少数派とかさ。

いや、俺は気になんないけどにやり

そう?かーちゃんは、少数派とか個性派がいいな。どうしてもじゃないけどさ。

その人に合わせればいいんじゃない?自分がどう思うかだからさ。

俺は気になんないし、障害って言った方がわかりやすいからねもぐもぐ

・・・何気ない会話かもしれません。

でも、私。

目の前で、いつもと変わらぬテンションで、いつもと変わらず大口開けてハンバーグ頬張る長男を見て。

泣きそうになっちゃいました。

この子、頼もしい。

ちゃんと成長してるじゃない。

偏見なんて微塵もない。

傷つかないかと気にしていた私が恥ずかしくなるくらい。

あぁ、私ダメだなーー。変に頭でっかちになってるかも。

家族の大きな問題を淡々と受け入れた長男が、また少し大きく見えた1日でした。

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