前回の精神科で、夫のネガティブ思考をポジティブ思考に変える練習として、自動思考記録表を書くように言われました。
需要があるのかわかりませんが、今日はこの記録表をやった時のやり取りをまんまお届けしようと思います。
認知行動療法 自動思考記録表(7つのコラム)
これは、別名7つのコラムと言って、認知行動療法の1つであり、このような用紙を使います。
これ、面白い。確かに書いてるうちにネガティブからポジティブに変換できそうな気がします。
よくできてるな(何様)
興味のある方いますか?
やり方紹介したいけど上手く説明できないんで興味のある方はこちらのサイトを参考にするといいかもしれません。
これ、私がやったら全ての項目をササーーっとあっという間に埋められます。そういう人は多いと思う。
でも、この7つのコラムのやり方を先生から聞いた時。
夫と先生のやり取りはこうでした。
ネガティブをポジティブに変換するのが難しい
()は私の心の中です。
先生「どうですか?できそうですか?」
夫 「・・・」
私 (また黙ってる。仕事減らして貰ってるんだからできるでしょ)
先生「ちょっと難しいかな」
夫 「はい」
私 (難しい?どこが??)
先生「初めは奥さんに手伝ってもらった方がいいかもしれないですね」
夫 「そうですね」
私 (はぃ?何故わたしが??)
何で私がやらなきゃいけないのと、不満げな私に先生が説明してくれました。
ご主人にはこのような作業は難しいと思います。
慣れるまで手伝って貰えますか?
あぁ…はい…わかりました
難しいって…何故?あれかな、自分の気持ちがわからないからってことかな。
わからない感覚がわからないけど。でも、まぁ、先生に頼まれたら仕方ありません。
私達にはこの場が頼みの綱なんだから。
でもコレ…
手伝うイメージが全く湧きません。
見本を見せてもらえますか?
自分で書くならすぐできても相手に書かせるなんてどうやればいいかわからない。
私は先生に見本を見せてもらうことにしました。
診察室で7つのコラムをやってもらう
その場で始まった認知行動療法、7つのコラム。
先生は1つ1つのコラムの内容を夫に問いかけていきました。
夫はそれに応えます。…が、言葉にまとまりがない。
先生がまとめて用紙に書いていきました。
こんな感じです。
人がたくさん集まる
②気分
憂鬱、申し訳ない、いつまでこうなのかと不安
③自動思考
自分だけラクをしてと思われている
お金にだらしない人と思われている
④根拠
同僚に金を借りていた
一部の人にはギャンブル依存症だと知られてしまった
⑤反証
それでも仕事が沢山くる
信頼されている
⑤まで書いたところで診察時間は終了となりました。
なるほど、こうやって書いていくのね。
正直、めんどくさいし、やりたくないけど、夫が自分の発達障害とギャンブル依存に向き合っている間は私も協力しようと思う。
こうして私達は帰宅後、7つのコラムをやってみることにしました。
上手くできるか?7つのコラムに初挑戦
言葉に詰まったり、時間はかかったものの、こんな感じで7つのコラムをやってみました。
まるに気持ちが伝わらない
まるが「こういうこと?」と返してきてもちょっと違う
いきなりクレーム(笑)
まぁいいや、続けよう。
残念、悔しい、怒り、申し訳ない、落ち込む
怒りって何だよと思いましたが、この怒りは自分に対する怒りだそうです。
何度も同じことがあり、伝え方が下手だとわかっているのに繰り返しになり悔しい。
まるが落ち込んでるのを見ると申し訳ない。
自分の障害や病気は治らないと思うと落ち込む。
う…ん、そっか。なんか切なくなってくるわ。
せっかく聞いてくれてるのに、自分が思ってることとは違う答えが返ってくる
クレーム?やはりクレームなの??
それでもまるは話を聞いてくれる。助けたいと思ってくれる。
一緒にいてくれる。受け止めようとしてくれる。
そうだね、感謝してくださいな。
以上です。
⑥適応的思考
⑦今の気分
までは辿りつけなかった…だって沈黙が長いっ!!言葉が出るのにすごーーーく時間がかかるんでこれ以上は私が無理でした。
日を開けてまた7つのコラムやってみる
この日から互いにゆとりがある時に何度かやってみたんだけど、最後まで埋めることはなかなかできません。
じれったくて「〇〇と考えたらいいでしょ?」と言いたくなるんだけど、それじゃあ意味がないし。
彼のネガティブ思考をポジティブに変えていくのは至難の業なんだということがわかりました。
で、5回目くらいだったかな。
やっと最後まで成功したのがこちらです。
会社が抱えている問題を助けたいのに深く関われない
責任ある仕事をしたいのに引き受けられない
②気分
悔しい
申し訳ない
③自動思考
障害があるから会社の力になれなくて申し訳ない
ストレスに耐えられないかもしれない。ギャンブルしてしまうかもしれない。自分を抑えなきゃならない。
④根拠
自分のキャパがわからないから
丁度いい仕事量を引き受けられないから
前にも同じようなことがあったから
⑤反証
それでも、悩みを聞いてくれる人がいる
上司やまるに相談したら少しはよくなるかもしれない
昔と違って相談できている
同じ繰り返しはしないと思えている
⑥適応的思考
ギャンブルをまたしてしまうかもしれない。前にも同じことがあったから。
でも、日々相談できてるし、同じことを繰り返したくないという気持ちを持てている。
⑦今の気分 プラン
辛さが減った
100悩んでいたのが30くらいになった
まだやりはじめたばかりで完成度は高くないけど。
夫がこれだけ自分と向き合えたのは初めてなんじゃないだろうか。
で、「もう自分でできそう?」と聞いたら「できる」と言うので、この後は任せることにしました。
そしたら、、、、、
また書かなくなった。
本当にもう…
言葉も出ないや。
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