前回の続きです。
初めて受けた新版K式発達検査。
せっかく育児を褒めてもらったのに、私は逆に不安になってしまいました。
今まで問題無かったのは私が育てていたから?
他の人が見ていたらもっと困ったことがでていたの?
それって2人は発達障害ってことなのかなぁ?
なんて後ろ向きなのでしょう。
でも、こう思ってしまったんです。
いつもしている言い聞かせ
私はいつも、図書館や病院など、静かにしないといけない場所に入る時、2人の手をとり、目線を合わせて話をしています。
今から〇〇に入ります。〇〇は皆で使うところだから走っちゃいけません。騒いじゃいけません。他の人の迷惑にならないように手を繋いで歩こうね。
そうしないと、ぴょんぴょん跳ねまわり、走り回るからです。
言い聞かせは帰りもします。
静かにできておりこうさんでした。この後、公園に行くよ。
公園行くまでの道は走っていい?そう、駄目だよね。車にドカン!ってぶつかっちゃうもんね。
いつも、環境が変わる節目。出口の近くで話します。
静かにしていた場所から解放されると、嬉しさでパーッと飛び出し、制御できなくなることがあるからです。
2人が特別な子だからではなく、小さい子への対応としてやっていました。
ちびっこを持つお母さんたちは、殆どの方がしていることですよね。
でも、帰り道。
それをやめてみたんです。
自然な2人の様子を見てもらいたい
帰り道、ケースワーカーさんと心理士さんが玄関まで見送ってくれました。
そこで咄嗟に考えました。
今日は言い聞かせをやめよう。
何もしない状態のこの子達を見てもらおう。
療育のプロの目で見てもらい、感じることがあれば教えて欲しかったんです。
そしたらですね。
案の定。
「さようなら」と玄関の自動ドアを開けた瞬間。
次男が靴を履かずに飛び出しました!!
ちょっと待って~~
飛び出す双子。制御できない!
ここからもう、バタバタです。
裸足で飛び出した次男につられてついていこうとする三男の手をキャッチ!
ドアが閉まらないよう背中で押さえながら靴を履くよう促し、次男を呼び戻します。
まだ靴履いてないでしょう??
それでも次男はこちらに来ません。嬉しそうにぴょんぴょん跳ねながら隣の部屋を指さし、「ここはどこぉ?なにのへや~?」
うんうん、気になるよね。あとで探検してみよう。
今はとにかく靴履かないとっ
そう言いながら次男の手をとりに向かうと、今度は片方しか靴を履いていない三男も飛び出しました。
三男?まだ靴片方残ってるよ??
だんだん余裕がなくなる私。もう、2人とも全然言うこときいてくれない。
どうしたものかと三男の靴を拾って顔を上げると、今度は次男も三男も、ゴロゴロと床を転がってるではないですか。
あ~そこはバッチイわよぉ~?
見かねたケースワーカーさんも一緒に声をかけてくれますが、もう2人の耳には届いてないみたい。
私はテンションの高い彼らを見て、もう玄関に戻って靴を履かせるのは無理。
私が靴を持って追いかけた方が早いと判断しました。
靴を履かせることを諦め、2人のもとへ
そうこうしているうちに、2人の姿はどんどん見えなくなっていきます。
危ないんでとりあえず行きます!すみませんっ 有難うございました!!
2人の靴を拾い、ダッシュで追いかけました。
すると見えてきた2人の姿。
右を見たり、左を見たり、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ。ジグザグに歩いていました。
まったく…
ハイッ!っと手を叩きました。
すると、やっと私に注目した2人。
いっぱい遊んでもらったのに有難うはしないの?
靴を履いてないけど、それでいいのかな??
怒った表情で尋ねると、2人はテケテケと玄関に戻り、まだ見送ってくれていた心理士さんに「ありがと~ございまった!」とご挨拶。
やっと落ち着いてくれたので、両手に2人の手を握りしめ、やっと家路についたのです。
大変な育児だったのかも
家に帰って思った。
今日みたいなこと。
この子達の育児。
こうやって書くと、大変だな~って思います。
っていうか、文字にしてみるとまぁまぁ酷いね。
でも、私は普段は大丈夫なんです。
上に書いたように、2人の動きを予測して、ある程度準備ができるから。
勿論、うまくいかない日もあるけれど、そんなにこの2人を相手することに大変さを感じたことはありません。
もし夫だったら…
でも、ケースワーカーさんと話して、こう思うようになりました。
もし、私が初産で育児経験ゼロだったら。
もし、私が子ども嫌いな性格だったら。
きっと、ストレスだよね、こういう子達を育てるの。
だとしたら、もっと早い段階で
育てにくい=発達障害の疑い となっていたのだろうか。
育てていたのが私だから、今の今まで気づかなかったのだろうか。
例えばだけど、この子達を夫が育てていたら?
もしかしたら、もっと早い段階で、療育に訪れてたかもしれない。
もしかしたら、もっと早い段階で、適切なフォローを受けれたのかもしれない。
こんな風にも思います。
この子達の特性が、ただの落ち着きのない子だといいのですが。
さてさて、どうなることやら?
検査の結果が出る2週間後が楽しみです。
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