前回の記事の続きです
長男に、父親に障がいがあることと、長男と弟もその傾向があることを話してから数日が経ちました。
ここ数日、私、長男のことを注意してみてるんですよ。
だって、心配じゃない?
突然こんなこと聞かされて、自暴自棄にならないかとか。
逆に頑張りすぎちゃわないかとか。
自分が11歳だったらどうかな?って想像もしました。
自分だったら家族の発達障害をどう受け止める?
私だったら・・・。
うーーん、そうだな。母親に質問攻めしてたかな。
お父さん、生まれた時から障がいがあったの?とか、
私のどんなところにその傾向があるの?とか。
いやいや、違うか。
障がいってなあに? からかな?
なんて、アレコレ考えていたわけですが。
まったく変化の無い長男
当の本人はですね。
なーーーんも変化がない。
全然質問とかしてこないし、ゲラゲラ笑ってバタバタ騒いで、いつもと変わらぬ長男なんです。
なので、それでいいんだろうけど。
でも、私は。
彼が、ストレートに不安を出せない子だということも知ってるし・・・。
この前、児童精神科の定期診察があったので、受診して先生と話をする前に、
私の方から聞いてみることにしました。
場所はファミレス。
ハンバーグランチをモグモグ食べてる長男に切り出しました。
母ちゃんに聞きたいことないですか
長男さ、かーちゃんに聞きたいことないの?
なにが
?
ほら、この前大切な話したじゃない。
お父さんに障がいがあるって聞いて、心配になったりしてない?
障がい、障がい、障がい、病気~
♪
(ふざけて指さしてる。僕も父ちゃんも弟も障がいで、かーちゃんは病気の意味)
こらこら、かーちゃん真面目に話してる。
えー、だって、別に今の生活が変わるわけじゃないんでしょ?
心配なら前からしてたしね。
えっ なんで?
なんでこんなに忘れるのかなーとか、時間過ぎちゃうのかなーとか
。
そっか。確かにね。前からわかってたことか。
前から心配してたと聞いてドキッとしました。
そっか、お父さん、毎朝忘れ物するし、長男との約束の時間、守れないこと多いものね。
子ども心に色々感じていたんだろうな。
これを聞いて、やっぱり長男に話をしてよかったと思いました。
お父さんは「やらない」んじゃなくて「やれない」
「守らない」んじゃなくて「守れない」んだと知ることが、
長男と父親の絆を守るキッカケになると思います。
障害の「害」が気になる母
そして、私。こんなことも言ったんです。
あのさ、かーちゃんは障害って字がいけないと思うんだよね。
「害」っていう漢字が嫌じゃない?
まーねー、確かに
。
他の言い方の方がいいよね?少数派とかさ。
いや、俺は気になんないけど
。
そう?かーちゃんは、少数派とか個性派がいいな。どうしてもじゃないけどさ。
その人に合わせればいいんじゃない?自分がどう思うかだからさ。
俺は気になんないし、障害って言った方がわかりやすいからね
。
・・・何気ない会話かもしれません。
でも、私。
目の前で、いつもと変わらぬテンションで、いつもと変わらず大口開けてハンバーグ頬張る長男を見て。
泣きそうになっちゃいました。
この子、頼もしい。
ちゃんと成長してるじゃない。
偏見なんて微塵もない。
傷つかないかと気にしていた私が恥ずかしくなるくらい。
あぁ、私ダメだなーー。変に頭でっかちになってるかも。
家族の大きな問題を淡々と受け入れた長男が、また少し大きく見えた1日でした。


コメント