雨の月曜日。
道路脇に並ぶ紫陽花を眺めながら、長男の児童精神科へ行ってきました。
彼に発達障害があるのか無いのか、診断が出たからです。
長男は学校。
次男、三男は、夫に休みをとってもらい家で留守番してもらいました。
大事な日なので、弟達の世話が無い状態で集中して話を聞きたくて。
重苦しい気持ちや緊張は特に無く、どちらかというと楽しみでしたが、
紫陽花の写真を撮りながら、(帰りはこの紫陽花が違った色に見えるかも)なんてことは思ってました。
コアなアスペルガーではない
で、ですね。
結果なのですが。
発達障害といっても色んなタイプがあるわけで。
私が疑っていたものは、「アスペルガー」です(次男、三男はADHD)
ドキドキしながら主治医の言葉を待っていると、こんな風に言われました。
長男君は、アスペルガー傾向はあるけれど、コアなアスペルガーではありません。
そうですか…アスペルガーではないんですね?
まず、安心したけど。
でも…コア?先生、コアってつけたよね。
ということは…
アスペルガー傾向はあるんですよね?
彼は黒ではないけど白でもない。グレーということですか?
すると先生。
「難しいところなんだけど」
という前置きのもと、こんなことをおっしゃっていました。
彼は感覚過敏などアスペルガーを連想するものは持っています。でも、人間誰しもそういう部分はあるでしょう?長男君をアスペルガーと診断したら、その辺歩いている子、皆アスペルガーになってしまうからね。
…うん、そうか。
えっと、結局どっちなんだ?
アスペルガーではないと思っていいのでしょうか
彼の場合、色んな感情を表に出さず、強迫的に抑え込んでるために、アスペルガーっぽく見えてしまうのかもしれません。
強迫的…ですか…
心理検査報告書を手渡される
私が、わかったようなわからないような顔していたら、先生はある紙を渡してくれました。
目を落としてみると、そこには心理検査報告書と書いてある。
今までしてきた検査の内容と、その結果、所見が書いてあるものです。
コレコレ、これ欲しかったのよ。
長男が体調崩すほど集中してやった検査とその結果が書いてあるんだから、親からしたら宝の山だと思います。
でも、コレ、全ての親に渡すわけじゃないみたいなんです。
事前に私から「検査の結果はいただけるのですか?」と質問したため、ならどうぞ、といただくことができたのでした。
何故、全員に渡さないんだろう。
結果を受け止めることができないから?
結果に振り回されないように?
この子はこう、と決めつけて育児をしないように?
おそらく、全部のような気がします…
けど。
私は貰ってよかったので。
ここで、これから発達検査をしようと考えている方へメッセージです。
報告書を読んでみる。心が締め付けられる。
手渡された報告書を見て、先生の説明を伺って、
やっぱり!
なるほど。
よかった~
色んな感情が溢れてきましたが、中には胸を締め付けられるようなものもあり、親として不甲斐なさを感じました。
このことについては、また後日書きたいと思います。
とにかく、わかったことは。
長男にアスペルガーという診断はつかない
ということ。
まぁ、障害の有無は大したことではないかもしれないけどね。
アスペルガーじゃない=彼の困り感が無くなる わけではないから。
でも、やっぱりホッとしました。
心がすごくすごく、軽くなりました。
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