昨日、ギャンブル依存症の自助グループGAについて書きましたが、タイムリーなことに今朝、薬物依存症の自助グループダルクについてビビットで放送されていました。
ピエール瀧さんのニュースです。(被告と書きたくない…)
ダルクでもやはり回復のプログラムとしてしていることはGAと同じで、
それぞれの体験談を話し、言いっ放しで終わるみたいですね。
他者の話を聞くことで、
『自分の経験を振り返り、反省することが役に立っていく』と話がありました。
ピエール瀧さんについてはそこまでしっかり内容を聞いて無かったんですが、
「(今後薬物を)使わないことを誓います」
というコメントを出されているようで…。
正直、私はこの言葉を聞いて、
(今は)使わないことを誓います
なんですよね?と、
(今は)という言葉を冒頭に置くべきだと感じてしまいました。
それは、ピエール瀧さんが嘘をついている、ということではありません。
薬物依存症真っ只中の方の口から発せられた言葉だからです。
借金をしないことを誓います
ギャンブルをしないことを誓います
と、大真面目に言っておきながら、当たり前のように繰り返す、ギャンブル依存症の夫の言葉を聞いていたものとしては、ピエール瀧さんの言葉に(今はそう思うのね)と、ある意味冷めたような気持ちになるのです。
はい。
お前の旦那とピエール瀧さんはちげーよ!との声が聞こえてきそうですが。
そこはおっしゃる通り。確かにそうなんだけど。
でも、今は、
本来のピエール瀧さんでは無いのではないでしょうか。
薬物依存中のピエール瀧さんだったとしたら、
その口から出る言葉は慎重に受け取った方がいい気がしています。
番組には、ダルク代表の十枝氏も出演されていました。
ご自身も薬物依存の経験があるそうですが、17年間やめられているのだとか。
その十枝さんがおっしゃっていたコメントで、印象に残ったのは、
薬物にのめり込んでいる時には、
「家族や仕事よりも(薬を)使うことしか選べない」
とおっしゃっていたこと。
そうなんでしょうね。だからこその依存症ですもの。
十枝さんは、17年間やめられているのに未だに「やりたい」と思うことがあるそうです。
依存症の治療は一生続くんですよね。
「やめる」んじゃなくて
「やめ続ける」ことが大事なんだと改めて思いました。
そして、奥様。
嘆願書を出されたようですが、そこに
妻としての謝罪の言葉と、
今後は悩みを共有し、薬物を使用しないように監督していく
というような言葉がありました。
どんな気持ちでこの嘆願書を書かれたのかと思うと、
なんとも言えない気持ちになります。
ピエール瀧さん、私はオラフの声が大好きでした。
他の方に変わってしまうのだとしたら残念です。
今後、どうなっていくのかわかりませんが、
応援したいです。
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