周囲を傷つける度合いが半端ないギャンブル依存症

ギャンブル依存症

前回の記事で、思わず裏切ったら駄目だと書きましたが。

でもねぇ、本当はわかっているんです。

夫は、また裏切るってこと。

悲しいですが、これが現実。

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発達障害とギャンブル依存症

発達障害とギャンブル依存。

前者は障がいで、後者は病気です。

前者は治りません。持って生まれた特性なので。

じゃあ、後者は治るのか?

難しいと思う。

特に夫のように末期状態の患者はかなり厳しいと思う。

根っこに発達障害が絡んでいたら尚更難しいと思う。

実は私は、

「夫がギャンブルでの借金を繰り返す」前提で生活設計をしています。

けっこう前からです。

このことについては、またいつか書きたいですが、

今日は、ギャンブル依存症の怖さと不思議について。

見た目は普通のサラリーマンなのにギャンブル依存症

皆さんはギャンブルに依存している人にどんなイメージをおもちでしょうか。

定職につかず、フラフラとその日暮らし?

勝ったら豪遊。負けたら暴力?

顔色悪く、目はウツロ、病的な感じ?

夫はどれも当てはまりません。

まぁ、最近は薬の乱用とかで目がウツロになることはありますが。←危ない

でも、長年ギャンブラーやっていますが、

基本的には、見た目はごくごく普通のサラリーマンです。

あ、いや、サラリーマンでした。クビになったからね(悲)

性格は穏やかで、人あたりは良い方だと思います。

そして、ここが大事なのですが、

自分がギャンブル依存症だと認めているんです。

ギャンブルに限らず、依存症は別名、「否認の病気」と言われてます。

周りから見てどう考えても「病気」レベルの状態なのに、当の本人が認めないんですね。

本人が認めないと医療と繋がるのは難しいし、回復は困難だと言われています。

でも、夫の場合、認めてるんですよ。

認めることは回復への一歩を踏み出したことになると思うんだけど。

そして、

彼は、治したいと強く思い、

本を読んで病気を勉強し、病院に通ってるんだけど。

自助グループ(GA)とも繋がったんだけど。

それでも、繰り返すんです。

何度でも、何度でも。

GAとは「ギャンブラーズ・アノニマス」の略。ギャンブルをやめたい方達が集う自助グループです。 興味のある方はこちらから覗いてみて下さい。 
ギャンブラーズ・アノニマスHP

エンドルフィンやドーパミンに抗えない

不思議ですねぇ。

普通に考えたら、

「本当に反省したら繰り返さないはず」

と思えるんだけど。でも、依存症ってそう簡単なものではない。

教科書通りで書けば、夫がギャンブル(うちの場合パチンコです)を繰り返すのは、

もう脳が普通の状態ではないからといえると思います。

パチンコで当たりが出ると、脳内でエンドルフィンドーパミンが大量に分泌されるそうです。

これらはモルヒネと同じような働きをするので脳内麻薬と呼ばれてます。

夫の場合、発達障害からくる様々なストレスを、パチンコで解消しているうちに、脳内が麻薬で侵されてしまったのだと思います。

この麻薬は強烈です。

もう本人の意思ではコントロールが効きません。

もう「意思が弱いからだ」とか「努力が足りない」とか、そんなレベルじゃないんです。

精神論は通用しません。

ギャンブル依存症。

本当に怖い病気です。

家族が一番傷つく病気

今回の記事を書くにあたって、ウィキペディアを覗いてみたんですが、

そこに、こんなことが書かれてました。

周囲の人間が傷つく度合いにおいて、ギャンブル依存症を超える病気はない

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

確かにーー。

本当にそうだと思う。

キツイです。この患者が家族にいると。

ギャンブル依存にまつわる我が家のエピソードを書くと、ブログもう一つ立ち上げられそうなくらいなので、ここでは省きますが、

でも。

怖い怖い病気だ ということだけは言わせていただきたい。

もし、皆さんの周りに、

ギャンブルにのめり込んでいる人がいたなら。

調べてみて欲しいです。

まだ戻れるうちに。

うちのようになる前に。

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