ギャンブル依存症から薬物依存症になりかけた怖い話

ギャンブル依存症

今日は夫が服用していた薬の記録です。

西暦はダミーで書いてあります。

どなたかの参考になれば嬉しいですが、逆に参考にしすぎないで下さいね。

あくまでも。

発達障害でギャンブル依存症という二次障害を発症した一人のおっさんの記録ですから。

薬のことは個人差があるし専門家に聞くのが一番です。

ご自身の薬については専門家の指示に従ってください

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薬の服用履歴

ではでは。

記録開始。

■2000年9月

・止まらないギャンブルに発達障害があるんじゃないかと初めて精神科を受診。

・ヤブ先生にアスペルガーとADHDの混合だと診断される

■2000年10月

①セニラン2㎎    1日3回
②サインバルタ20㎎  1日1回 服用開始

■2001年1月

・イライラが増す
・殻に閉じこもる

■2001年2月

・借金する
・目つきが変わる
・別居願望・退職願望・自殺願望が出てくる
・失踪する

はい。荒れに荒れました。

ここで夫は会社にカミングアウトし、障害者手帳を取得することになります。

2001年4月 

ヤブ先生に病状伝える。

症状が悪化しています。薬が合わないのではないですか?

なら逆に増やした方がいい。そんなに怖い薬じゃないから。

①セニラン ②サインバルタに加えて、
③コンサータ18mg     1日1回
④リスペリドン1mg 頓服 1日3回まで 追加となる。 増薬

そしたら数日後。

・白い光が見える
・口・手足にしびれ
・めまいが出る

この頃は、駅のホームで動けなくなり医務室に運ばれたり、

気分転換に図書館へ行ったらそのまま動けず座り込み、病院の看護師さんが様子を見に行ってくれたこともありました。

2001年5月 

ヤブ先生に病状を伝える。

悪化しているように見えます。

副作用が出てるのではないですか?

副作用は恐らくコンサータ。

週に何度か飲まない日を作ってください。

リスペリドンも減らしましょう。

③コンサータ 1日1回のところ飲まない日を作る
④リスペリドン1mlから0.5mlへ          減薬

2001年6月 

通院しているのに悪化するのはおかしいと薬の在庫をチェックすると、日数が合わない。

夫を問い詰めると過剰摂取していたことが発覚しました。

週2ペースで過剰摂取していた。どれだけ飲んだかは覚えてない、と。

・処方された量では利かなくなる
・めまい 吐き気 ろれつが回らない 意識が飛ぶ
・会社を休みがちになる

2001年7月 

またまた病状を伝えます。

病院へは夫も同行してますが、この頃彼は、顔は下向き目はうつろ。

話も支離滅裂なので私が代わりに伝えることが当たり前になっていました。

頓服の使い方がわかっていないようです。

飲み方がめちゃくちゃ。過剰摂取もしていました。

衝動的に飲んでしまうなら増やしましょう。

①セニラン1回1錠から2錠へ
④リスペリドン0.5mlから1mlへ  増薬

・イライラがとれない
・物忘れが増える
・ろれつが回らない
・ボーっとしている
してはいけないことをする

してはいけないことの内容は酷すぎるので書けません…

このことがあって、私は慌てて精神科の予約をとり直しました。

確実に悪化しています!どうしたらいいですか!?

なら減らしましょう。セニランは飲まなくてもいいけど、イライラが激しくなるようなら日に4錠までなら飲んでもいいです。これで変わらなければ原因はサインバルタかコンサータでしょう。

①セニラン1回2錠から1錠へ
④リスペリドン1mlから0.5mlへ 減薬

この先生、受診すると薬のことしか言いません。

夫が過剰摂取したのには理由があったはずですが、何が辛かったのかとか、次はこんな風に行動しましょうとか、夫のための具体案は出してくれない。

この先生駄目だ…

このままだと、どんどん悪化してしまう

不安にかられた私はこの頃から転院を決め、新しく大学病院へ予約をしましたが、初診まで数か月待たねばなりませんでした。

いきなり薬をストップする怖さもあるため、大学病院の診察日を待ちながら、この病院への通院も続けていたのです。

すると、とうとう…

■2001年8月

・借金をする
してはいけないことをする
ここで会社の人にしてはいけないことがわかり、社内で問題になります。
そして、夫は解雇となったのでした。
 

減薬と増薬を繰り返してしまった

薬を飲み始めてから大きな事件が発覚するまでは約1年。

その間、

私はずっと、薬で改善されていないことを医師に訴え続け、

医師は減薬と増薬の指示を繰り返していました。

今思うと、夫にはカウンセリングやSSTが必要だったのに

発達障害についての質問は受け付けてもらえず、薬メインの治療であったために、改善されなかったように思います。

後々夫に聞くと、この頃は。

ギャンブルをやめるためには薬を飲めばいい

と思い込んでいたようです。

解雇をキッカケに、ヤブ先生の元へは行かなくなりました。

減薬してもカウンセリングで落ち着いてきた

この頃から数年が経ち、今通っているのは前回書いたヨシ先生の病院のみです。

薬は、

・抑肝散 2.5g

と、

・レキソタン 1mg

を処方されています。

ヤブ先生見てる?夫、漢方とレキソタンだけで回復してるよ?薬でなんとかしようとしてないからだよ?

ヨシ先生には「サインバルタが悪さをしていた可能性がある」と指摘されました。

薬は夫が一気に飲まないように、金庫に入れて私が管理することになりました。

初めのうちは、飲み忘れが多い夫に私が薬を渡し、口に入れるところまでチェックしていました。

正直、特性持ちの幼い子ども3人の育児もある中で、夫のアレコレは非常にストレスでした。

でも、あの時。

私は知らないと匙を投げていたら。

今頃夫は、薬物依存症真っ只中 だと思います。

廃人になっていた自信がある!(いらん自信)

私が薬を徹底管理することにより、

ギャンブル依存から薬物依存に陥る手前で、何とか阻止できたと思っています。

あの左右で大きさが異なり死んだような目つきをしていた夫は、元の穏やかな目に戻りました。

やせ細った体も、元に戻った。

1日3食食べ、夜はぐっすり眠れています。

その当たり前が、とても有難いです。

よくここまで回復したなぁ と思っています。

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