グレーゾーンの診断は曖昧

ASDグレーゾーン

こちらの記事の続編です。

長男の診断が出る前、

既に私は、彼はグレーゾーンに属するだろうと思っていました。

診断はつかないかもしれないけど、「何か」は持っていそうだ、と。

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発達障害グレーゾーンとは?

そもそもグレーゾーンとは、どういう意味だと思いますか?

まず、発達障害の確定診断がつく場合を考えてみますね。

その場合、医師は症状を聞き取り、必要に応じて検査をし、診断基準を満たせば「発達障害ですね」と診断をすることになります。

でも、グレーゾーンの場合はそうではありません。

症状の聞き取りや検査までの流れは同じですが、その結果、発達障害の症状があると認められても、診断基準に満たない場合にグレーゾーンと言われるわけです。

主治医の説明が曖昧

でも長男の先生は、「グレーゾーンにいる」とは言わなかった。

「コアなアスペルガーではない」という言い方。

「じゃあ、グレーゾーン?アスペルガーじゃないと思っていいのですか?」と聞くと、

「感情を脅迫的に抑え込むからそう見えるのかもね」と。

この言い方だと、黒ではないことはわかったけど、グレーなのか白なのかはわかりませんでした。

先生が言う強迫的ということが、アスペルガーの特性=グレー なのか 強迫性障害のような別の疾患=白 なのかが理解できなかったから。 

子どもが発達障害かもしれない、と感じたら、多くの親はそのことで頭がいっぱいになります。

白なの?黒なの?どっちなの?と。

でも、グレーゾーンにいると、こうやって言葉を濁され曖昧なことしか言われないケースも多いと思う。

私としては、「白です」「黒です」「グレーです」と、医師に断言して欲しかったです。

困り感の目安がついた

でも、反面、スッキリしたこともありました。

それは、長男の困り感の目安がついたし、支援が必要なことがわかったから。

先生の言葉は曖昧だったけど。

私はこの日から、心が随分軽くなり、またスッキリと前に進むことができるようになったんです。

うちは夫が「真っ黒ですね」と、確定診断を受けていますが。

彼は社会生活を営む上で多大な困難に直面しています。

妻である私も、毎日とても困っています。

だから心配だったんです。

長男はまだ発育途上の子どもであり、この先どのように成長していくのか想像できない。

夫は子どもの頃。

長男のように成績がよく、学校でトラブルはありませんでした。

だから心配だったんです。

もしかして、長男も同じなのだろうか。

今は大きなトラブルはなくたって、この先、手に負えなくなるのだろうか。

夫のように、社会に順応できなくなるのだろうか。

私は夫の障害を見過ごしてきた視野の狭い妻だから、

子どものことも見過ごしているのではないだろうか。

とても不安でした。

でも、今回の検査で、

長男に対して私が感じていた思いは、それほど間違えていないことがわかったし、

夫ほどじゃなさそう

何とかなりそうだ

という目安がつきました。

アスペルガーではないけど支援は必要

あの日、先生からはこんな言葉がありました。

長男君は、障害の有無で言えば「無」になりますが、支援の必要性で言えば「有」になります。

・・・はい。

わかりにくいけど、わかりやすい。

彼の場合、

結果が出た。診断はつかないし「ハイ、終わり」ではなく、彼が抱えている生きづらさに対する支援は必要みたいです。

次の受診からは、プレイセラピーをしていくことになりました。

気持ちを適切な形で外に出す訓練だそうです。

プレイセラピーとは、子どものための心理療法。
安全な環境のもとで、抑圧された感情を探求、表現できるよう促していく。

でも、これは、絶対必要!というわけではなさそう。

「やった方がいいかもね~」という程度の説明でした。

実は、長男。

病院へ通うことは嫌じゃないんだけど、平日学校を休むことに抵抗が出てきたんです。

授業が受けれないし、友達に「どこ行ってたの?」と聞かれるし。

プレイセラピーは、長期休み中はいいんですけどね。

度々学校を休むことが彼の負担になるようならば、中断するか、別の方法を考えることになっています。

支援が必要なんだね!了解!

私は少し前まで、長男と接するとき、

普通の育児でいいのかな。
いや、それじゃあ通らないとこあるよね…支援が必要なのかな…

っと、モヤモヤしていました。

でも、今は。

支援が必要なんだね!わかった、了解!!

っと、スッキリした気持ちになりました。

それがとても心地いい。

アスペルガーは白黒思考とよく言われますが、

私も、白黒ハッキリさせたいタイプのようです^^;

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